Rotor
純正交換ローター ドリルドVer.0 (ZERO) 純正交換ローター
純正交換ローターの一部にドリルド加工のみのVer.0 (ZERO) を設定しました。ドリルドVer.1やVer.2とは異なり、スリットは無くドリルドのみです。
ベルハウジングカラーはスタンダードはパープル。2ピースまたは3ピース構造を採用しており、軽量、ローター交換時のコストパフォーマンスに優れています。材質は、カーボンを含有させて製造している独自設定のFC-Rを採用しています。熱と歪みに強く対摩耗性も優れています。
Biot 補修用ローターについて
補修用ローターも全キット用で各種販売しております。
価格は、下記の表組みのアルファベットとキット表組みの定価の隣にあるアルファベットと連動しております。
A | B | C | D | E | F | G | H |
\63,000 | \68,000 | \78,000 | \88,000 | \98,000 | \106,000 | \116,000 | \126,000 |
I | J | K | L | M | N | O | P |
\136,000 | \143,000 | \153,000 | \163,000 | \173,000 | \183,000 | \193,000 | \203,000 |
Biotでは、幅広いニーズにお応えできる様、何年も前から、ブレーキローター本体の開発、仕様変更を行ってきました。いくつもの課題を乗り越え、これまでのテスト結果の全てを注ぎ、Biot Rotorとして販売をしています。Porsche、BMW M3、Ferrari、その他GT-R、EVOなど、スポーツ走行からレースへの参加も含め、耐久性、操作性の向上を図り、莫大な時間を費やし、今日に至ります。
開発の一番の課題は、材質の選定でした。従来は、CV鋳鉄製が主に製作されていた高性能ブレーキローターでしたが、Biotでは、早くからFC鋳鉄製に切り替えていました。CV鋳鉄は耐摩耗性は高いのですが、熱限界を超えるとクラックが入りやすく、変形を起こし、ジャダーの発生原因になります。
FC鋳鉄は、CV鋳鉄に比べ少し摩耗は早いのですが、クラックが入りにくく、何よりも人間の感じる初期制動やコントロール製に優れています。これまで、このような分野の話は、パッドを設定する上での議論がほとんどでしたが、この材質の変更により、FC鋳鉄の少し柔らかい性能を生かし、パッドの選択肢の幅をひろげ、ノイズやジャダーなどの問題も、大きくクリアーしました。もう一つの課題は、このFC鋳鉄性ローターの耐摩耗性、耐熱性の向上でした。この部分は、サーキットでのテスト、一般走行でのロングランテストなどにより、熱処理、含有成分の見直しなどにより、CV鋳鉄製に劣らないレベルに達しています。
元々、ストリートでの大径ローターのキットの需要が大きくなったことにより、ノイズやジャダー、ダストなどの問題が取り出される様になり、始めた仕様変更でしたが、レースなどのテストの場を経て、大きな性能向上を果たしています。
材質 Biot製FC-R
耐腐食製ブラックサフェース加工:ご使用時はそのままご使用になれます。この処理は、耐熱性と防錆に優れておりますので、パッド当たり面以外に錆が発生するのを押さえます。
・取付ボルトセットはすべて別売です。ローターの取付穴について
- PCDに数値が一つの物は、8.1φの丸穴があいています。
- PCDに数値が二つ入っている物で/(スラッシュ)の場合は8.1×10.1の長穴の取付穴があいています。
- Dナットタイプのローターに使用する場合は、ベルハウジングのPCDがこの長穴のどこかに 入っていれば使用できます。ブロックマウントタイプの場合は、ブロックナットが丸穴用はDナットと同じ 条件で使用できます。
- ブロックナットが長穴用の場合は、使用条件が異なりますのでお問い合わせ下さい。
- PCDに数値が二つ入っている物で+(プラス)の場合は、8.1φの丸穴が、二つのPCDで各10ヶ、合計 20ヶの穴があいています。どちらかのPCDがベルハウジングに合っている場合は使用できます。
■10穴 長穴タイプ
■20穴タイプ
★ Dナットの長さには種類があります
14.5mm/15.5mm/16.5mm/18.5mm/21mmの4種類より、ベルハウジングとローター取付面の厚みを合わせた寸法を確認の上お選び下さい。
- 計測値より0.5㎜以上短い物をお選び下さい。
- 適切な長さがない場合は、別途御見積りを致しますのでお問い合わせ下さい。
◆上記以外の補修用ローター
上記以外の補修用ローターも、全キット用で各種販売しております。
価格は、キット定価の隣にあるアルファベットにて表記しております。
上記価格には消費税はふくまれておりません
ベルハウジングカラー
ドリルド オプション
gout 2ピース ローター(フロント/リア)
ベンチレートフィンには回転方向を設けており、左右の種別はベンチレートフィンの形状によって決まります。
純正交換タイプから、オフセットキット、bremboキャリパーキットまで幅広く設定があり、たくさんの車種に適合する様考えられています。
ローター本体に冷却効果を高める機能を持っていますが、ベルハウジングの形状や組み付け方法などにより更に冷却効果が向上します。
さらに組み付け面に溝加工も施されていす。
gout [グー] ローターは、特殊なブロックタイプのナットを使用し、ベルハウジングがローターに直に接することはありません。通常の2ピースローターに比べ、冷却製をより向上させています。
- ベルハウジングのカラーはパープルが標準色となります。ベルハウジングカラーの変更は、オプションメニューをご覧下さい。
- ベルハウジングは硬度の高いアルミ製ですが、強度確保のため、取付部の厚さが純正に比べ1~2mm程度厚くなっていますのでご了承下さい。使用されるローター径によりベルハウジングの厚さが変わる車種がありますので、詳細につきましてはお問い合わせください。
- ローター表面に、熱処理とブラックサフェース加工を行っています。ご使用時はそのままご使用になれます。この処理は、耐熱性と防錆に優れておりますので、パッド当たり面以外に錆が発生するのを押さえます。
- 補修用ローターも多数販売しています。詳しくはこちらをご覧ください。掲載に無いサイズも多数ありますので、お問い合わせください。
ブロックナット使用 | 放熱性向上 | パープルアルマイト | |
---|---|---|---|
レースシーンでも多く採用されているブロックナットを使用しています。 | ローターとベルハウジングの接点が少ないため、放熱性に優れています。 | ベルハウジングはパープルアルマイト仕上げです。 | |
Dナットタイプローター 2ピース/リア3ピース
Dナットタイプローター 2ピースは、フロント/リアに採用されています。
ローター、ベルハウジングを合わせて、2ピースです。(Dナットタイプにラインナップのない車種はgout2ピースローターをご覧ください。)
リアインナーシュータイプのブレーキに対応する3ピースローター。
ローター、ベルハウジングに追加して、車種別のインナードラムを合わせて、3ピースです。冷却効果をより追及するために設計されたフィンの角度や、放熱率の高いアルミ製ベルハウジングを採用したハイパフォーマンスモデルです。これまで、設定が困難であった車種にも、随時設定されています。
Notes
- ベルハウジングのカラーはパープルが標準色となります。ベルハウジングカラーの変更は、オプションメニューをご覧下さい。
- ベルハウジングは硬度の高いアルミ製ですが、強度確保のため、取付部の厚さが純正に比べ1~2mm程度厚くなっていますのでご了承下さい。使用されるローター径によりベルハウジングの厚さが変わる車種がありますので、詳細につきましてはお問い合わせください。
- ベルハウジングのホイール取付面の形状が車種により強度を確保するため凹になっている場合があります。装着されるホイールの取付面が大きい場合はスペーサーが必要になる場合があります。特殊なホイールを装着される場合でご不明な点がございましたらお問い合わせください。
- ローター表面に、熱処理とブラックサフェース加工を行っています。ご使用時はそのままご使用になれます。この処理は、耐熱性と防錆に優れておりますので、パッド当たり面以外に錆が発生するのを押さえます。
- 補修用ローターも多数販売しています。詳しくはこちらをご覧ください。掲載に無いサイズも多数ありますので、お問い合わせください。
1ピース ローター(フロント/リア)
1ピースタイプは、設定時に専用の鋳型が個別に必要となり、初期のコストが高額になりますが、製造過程では一つの部品ですので製造コストは安価になります。一般的に(純正も含め)ローター自体に左右の種別はなく、スリットやドリルド加工で左右が分かれています。これは、ローター内部のベンチレートフィンをストレート形状にして設計し、左右を共通化して、コストを下げる事による物です。
フィンを放射状に配し、左右共用とすることで冷却効率のアップとローコストを実現しました。
上記価格には消費税はふくまれておりません