特注ブレーキローター製作-3
▲特注ブレーキローター
今回の特注製作のディスクローターは、外径260㎜の純正交換タイプです。
純正交換タイプですが製品ラインナップには無いサイズで、車両を持ち込んでいただくことができなかったため、お客さんの協力を得て部品をお借りして一部車両側の確認をしてもらい、設計を行いました。
純正ローターとパッドをお借りしたため、簡単な図面にします。
各部寸法に合わせて純正重量も計測します。
この図面と車両側の確認した内容から、自社規格部品を合わせていき、汎用部品や既存部品がどの程度使用できるかを検討します。
そこから、各部品を設計または一部加工する図面を作成し、製作にはいります。
今回は、ローターは外径のリサイズ、ベルハウジングは既存品を一部加工して対応しました。
ベルハウジングの最大外径と純正ハブ外径に制約があったため、ローター組立ボルト(Ðナット)を特殊なものを使用しました。
Ðナットの特殊なものといっても、製作部品ではなく当社だけの規格です。
このような過程で、部品が一つづつ完成していきます。 出来上がった部品は、全て三次元測定機で単品検査を行い、今後の商品開発のため重量計測も行い、資料を製作します。
この資料は販売履歴と共に保存され、図面等のデーターは車種やサイズで検索できる様にしておきます。
次回、消耗部品の購入や、事故等での追加製作などへも容易に対応するためです。
お客さんからの注文のベルハウジングカラーやドリルドなどのオプションメニューを行います。
今回はベルハウジングカラーは標準仕様のパープル、スリットなしのご注文でした。
出来上がった各部品は、組付けして、各部を再計測し、三次元測定機で精度検査を行えば完成です。
世の中には無いパーツ、Biot では一つづつですが、ゼロから作り出しています。
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