ピロブッシュに関する記事一覧
Biot ピロブッシュセット NISSAN R35 リアキット
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。
▲Biot サスペンションピロブッシュ R35
日産GTR R35用のリアのサスペンションピロブッシュセットです。
装着部分のわかるレイアウト図も、ホームページ等にご用意しています。
▲Biotではレイアウト画像を作成
セット以外に、単品(左右セット)でのご購入も可能です。
今回のキットは、NI‐24/25/26/278/28の5種類、R,Lセットで合計10か所分のリアキットになります。
アームをお送りいただき、ご購入いただいたブッシュの圧入作業も行ています。
新品のアームをご購入いただき圧入作業を行ってからの発送も行っています。
▲Biotではピロブッシュの圧入作業
製作時に、圧入のための公差は計測していますが、組付け後に再度ピロカラーと再度カラーの組付け状態での径と長さを計測します。
▲Biotでは組付後のピロブッシュを計測
ピロブッシュの圧入方向とサイドカラーの組付け位置を合わせて仮組して一つずつ専用箱に入れています。
▲Biotではピロブッシュの向きを確認
専用箱に入れると、作業時のサイドカラーの取違を無くし、装着部分の位置なども製品番号と取扱説明書で確認しながら作業ができます。
▲Biotではピロブッシュを個別に梱包
▲Biotではピロブッシュを個別に梱包
最後に取付説明書と取扱説明書を入れて終了です。
▲Biot では全商品取扱説明書を付属
詳しくは、Biot サスペンションピロブッシュ R35 リアキットをご覧ください。
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Biot では、併設された認証工場で、常時、各部品の取り付け、特注品の製作を行っています。
ピロブッシュ/ピロボールジョイント S2000-2
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。
▲ピロブッシュ/ピロボールジョイント S2000
S2000 AP2 用のフロントとリアのアッパーアームのブッシュ交換です。
アームをお送りいただき、ご購入いただいたブッシュの圧入作業を行ってから返却いたします。
新品のアームに圧入作業を行ってからの発送も行っています。
S2000の様なWウイッシュボーンの車両で、一つのアームのボディー側に2ヵ所、純正は同じブッシュが使われていることが多くあります。
Biot では、一方のブッシュ(通常はフロント側)をフランジ付きにして、もう一方を引っ掛かりのない形状にしています。
▲Biot アッパーアームピロブッシュ
これは、圧入してアームを装着後、走行時にズレが発生してアライメントがくるったり、破損の原因にならないようにと考えています。
両方ともにフランジ付きのピロブッシュにすれば…?と思われるかもしれませんが、ピロブッシュは純正ゴムブッシュと異なり、スラスト方向(装着時の前後方向等)には、動かないためです。
緻密に計算して設計していますが、車両によってほんの少しづつの個体差はあります。
フランジ付きのブッシュ(通常はフロント側)をアームに当たるまで圧入すると、そこが基準となります。
▲Biot フランジ付きピロブッシュ
もう一方のアームを圧入したあと、寸法を測って再度圧入によって多少の調整が可能です。
▲Biot ピロブッシュ リア側
サイドカラーを装着して、純正ブッシュと比較計測します。
▲Biot ピロブッシュ 単体計測
2ヵ所のブッシュにサイドカラーを装着して、外または内寸法を計測します。
車両に仮装着して無理なくボルトで固定できる様なら大丈夫です。
無理に固定すると、走行中に圧入したブッシュがアームからずれていることが多くあります。
ピロブッシュ/ピロボールジョイント S2000-1
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。
▲ピロブッシュ/ピロボールジョイント S2000
S2000 用のピロブッシュセットです。
AP1 AP2と型式で分かれているS2000は、リアのアッパーアームが異なっており、AP2のほうがアームの取り付け幅も広く、ブッシュ自体もおおきくなっています。
アームのみをAP1 とAP2で交換することはできません。
リアメンバーが違います。
もちろん、ブッシュも違います。
大がかりですが、そっくりメンバーとアームを交換する場合も多々ある様です。
Biot では、各製品毎に、レイアウトのイラストを作成し、単品でも購入いただけるよう、セットの商品コートと同じく、単品の商品コードも設定しています。
▲Biot ピロブッシュ レイアウト AP1
詳しくは、Biot サスペンションピロブッシュ S2000 フルキットをご覧ください。
ピロブッシュ/ピロボールジョイント!-4
▲ピロブッシュ/ピロボールジョイント
ピロブッシュ は車検は?と質問を受けることが多々あります。
現状の車検制度では、ブッシュの交換は問題ありません。
アームの取り付け方法の変更や、明らかに純正より強度が不足している等が無い場合は、車検には適合しています。
ピロブッシュの他に、強化ブッシュといって、自動車メーカー系のモータースポーツパーツで販売されているものがあります。
強化ブッシュと言う位ですので、ゴムブッシュのゴム部が固いのもでできており、ネジレに対してはよりデメリットとなりますが、アームの支点を強化する意味では有効です。
元々、モータースポーツパーツですので、サーキット走行などでの使用を前提に強化ブッシュを使用します。
サーキットでは、スプリングレートも高く、路面も平坦ですので、サスペンション自体の動きが少なく、ネジレのデメリットよりも、アームの支点の寄れが減少する方がいいとされています。
強化ブッシュを装着すると、車がキビキビ動く感じは大きくなりますが、並行してサスペンションサスペンションの動きを制約している事になっています。
一般道を走る車は、サスペンションのストロークもどう改造してもそれなりに必要で、アームの動きはかなり大きくなっています。
では、ピロブッシュではどうか?となりますが、サーキットで走るN1 (純正車両をベースに改造範囲が狭いカテゴリー)クラスより上のカテゴリーでは、全てと言っていいくらいピロブッシュやピロボールを使用した専用アームが使用されています。
▲アーム可動時のブッシュの支点
ピロブッシュ/ピロボールジョイント!-3
▲ピロブッシュ/ピロボールジョイント
サスペンションアームは、純正でブッシュと呼ばれるジョイントで可動する様になっています。
人間でいえば関節の様なものです。
サスペンションアームは、ボディーとナックル側にそれぞれ固定され、このブッシュを基点にタイヤホイールと一緒に走行時に上下に動いています。
ゴムブッシュというジョイントは回転する機能は無いため、アームの動きに合わせ、ゴム部のネジレを利用して動いています。
ネジレを発生させているということは、常に元に戻ろうとする力が発生しているということになります。
1G(車両の走行状態)でアームを締め付けするということを聞いたことがあるかもしれません。0G(リフトアップ時)はタイヤがぶれ下がった状態で、0Gでアームアームを締め付けすると、リフトから降ろした時(1G状態)ではすでにネジレが大きく発生していて、最悪はネジレ過ぎにより、ゴムブッシュが破損してしまいます。
タイヤで上げられるリフトか、地下ピットなどが無いとこの作業は簡単にはできません。
車のサスペンションは、色々な部品や機能で乗り味や操作性が作り出されています。ただ単に、固くする事が良いとは限りません。
このサスペンションピロブッシュは、ゴムブッシュ部分をピロボールジョイントに変える事で、ネジレによる抵抗と戻り時に発生する反発力をゼロにして、サスペンションの動きをよくするためのパーツです。
自由に動くサスペンションピロブッシュは、ネジレが発生しないため、どのように装着しても車高も一定し、操作性にも悪い影響を与えません。 タイヤの接地感、サスペンションの動きなど、驚くほどよくわかるようになります。
ピロブッシュ/ピロボールジョイント!-2
サスペンションピロブッシュ/ピロボールジョイントの発送までの管理についてです。
ピロブッシュは、1ヶ所のブッシュで、アウターカラー、サイドカラー×2、ピロボールジョイント、スナップリングで構成されています。
▲ピロブッシュ
ブッシュピロボールは、12T~25Tまでがピロブッシュ用として使用されていますので、車種やアームの形状などで使い分けられています。
ピロカラーにプレス機を使用してピロボールを圧入します。ピロボールとピロカラーの圧入部にモリブデングリスを塗布し、カジリを抑えて作業します。
組付けが終わったら、ブレーキキットと同様の組立図を参考に、各部の寸法を計測します。ピロカラーは、純正のアームに圧入しますので、圧入公差をとって設計されているため、ピロボールを圧入後のピロカラーの公差が範囲内にある事を確認します。
サイドカラーも左右に差込み、計測します。その他、穴径、カラーの長さ等を計測し、1set、左右2個で一つの箱に梱包します。ピロブッシュは、車輌への組込作業時にバラバラの状態だと、確認作業に時間が取られてしまうため、1set、左右2個で一つの箱を用意しています。