TOYOTAに関する記事一覧
取付後の点検作業 純正交換ブレーキライン
▲アルファード/ヴェルファイア 30系 純正交換ブレーキライン
先日、純正ホイール対応ブレーキとして装着した、ヴェルファイア 30系の装着後点検作業です。
取付ボルト、ブレーキライン等の締め付け確認と各部の漏れ点検を行い、ブレーキオイルのエア抜き作業を行いました。
エア抜きですのでブレーキオイル交換とは違い、キャリパー部のオイル内のエアーがたまっているかの確認程度です。
ごく少量ですが、エアーが出てくる場合があります。
キャリパー内は装着時にいくらエア抜き作業を行っても、ピストンの周りや配管の繋ぎ目などに小さな気泡が溜まりやすく、一度で全てが抜けるとは限りません。
ですので、装着後、慣らし運転を兼ねて100~200㎞程一般走行を行った後、このエア抜き作業を行うと、ごく少量のエアーが出てペダルタッチが本来の状態へと戻ります。
エア抜き作業が終わったら、各部を洗浄して、再度漏れ点を行います。
タイヤの締め付けを確認して終了です。
Biot で装着作業をされる場合は、慣らし後(1~2週間後)にご来店いただきますが、装着後点検作業を行っています。
より確実に安心してブレーキキットをご使用いただくためにです。
アルファード/ヴェルファイア 30系 純正ホイール対応ブレーキ
▲アルファード/ヴェルファイア 30系
純正18インチ車の装着できるブレーキキットのご紹介です。
フロントは、純正296φ→330φに大径化するフロントオフセットキットです。
装着外径が、354φ→392φになります。
リアは、純正交換の2ピースローターで、301φです。
今回は、Biot 低ダストパッド envieと、純正交換ブレーキラインを同時に交換しました。
純正交換タイプのブレーキラインはリアが特殊な形状で、普通に製作して装着したのでは、サスペンションのストローク時に緩んでしまうため、対策部品を製作して商品化しています。
安易に、製作部品を装着するのは危険です。
キャリパーは純正のままですが、その他はフルに交換しました。
コストもある程度抑え効きも十分になり、純正ホイールをそのまま使用でき、お客さんからの要望を全てクリアしています。
アルファード/ヴェルファイア 30系は、ブレーキパーツの設定は、これまでの車種に比べると困難で時間と熟考が必要です。
純正を理解して、より良く安全にご使用いただくため、日々取り組んでいます。
フロントブレーキオフセットキットはこちらをこちらをご覧ください。
リアgoutタイプ純正交換2ピースローターはこちらをご覧ください。
純正交換ブレーキライン アルファード 30系はこちらをご覧ください。
リア ツイン キャリパーキット brembo 2Pot アルファード/ヴェルファイア 30系 後期-2
▲リア ツイン キャリパーキット brembo 2Pot アルファード/ヴェルファイア 30系
装着と確認作業が終わり、アルファード/ヴェルファイア 30系 リア ツイン キャリパーキット が完成しました。
4Pot の355φのキットをすでに設定していたため、多少共通部品があり、アテンザに比べると今回の作業は、スムーズに進行しました。
やはり、bremboキャリパーを除くと、全て自社設計、自社開発品で構成していますので、4Pot キャリパーキットと異なるパーツは全て製作しました。
製作部品は、内製加工でできるものばかりでしたので、仕様が決まってからは、10日間位です。
このキットも、まだ世の中には無い、凄く特殊な製品です。
ご注文いただいていたドリルド加工にディスクローターを交換して装着完了です。
キャリパーカラーは、ホイールに合わせてシャンパンゴールドになっています。
純正の片押しキャリパーは、パーキングブレーキ用として使用し、brembo製の2Pot キャリパーをメインで使用します。
製品には、詳しいイラストが付いた取付説明書が付属します。
今、スタッフが製作しています。作業手順を追って作っていますので、読みながら作業ができます。
アルファード/ヴェルファイア 30系は、純正キャリパーのカプラーを安易に外すと、CANシステムのエラーが発生しますので、取扱説明書にエラーが発生しないよう手順を詳しく書いています。
車両を貸していただいたお客さんにも、30後期のアルファードを納車後数日で預けていただき、出来上がりも喜んでもらって、本当に感謝しています。
リア ツイン キャリパーキット brembo 2Pot アルファード/ヴェルファイア 30系 後期
▲リア ツイン キャリパーキット brembo 2Pot アルファード/ヴェルファイア 30系
アルファード/ヴェルファイア 30系の電動パーキングブレーキ車用の、リアbrembo 2Pot ツインキャリパーキットの開発過程です。
brembo製2Pot キャリパー、パーキングブレーキ用の純正キャリパーを加工製作した部品とともに装着し、ローターとのクリアランス、調整方法の良否を確認します。
ブレーキラインも純正装着が可能か、専用品を付属するかを確認します。
ブレーキラインは、専用品を付属させるようになりました。
パーキングブレーキ用の純正キャリパーは、パッド厚によって位置もアーム等に干渉し装着不可な場合があるため、新品状態のパッドから摩耗した状態のパッドまでを装着した場合を想定して、図面の他に画像データーと製品の企画進行書に細かく記入しておきます。
その画像データーと企画進行書を元に装着時のイラストを書き取付説明書を製作して、販売時には全商品付属させています。
4Pot Modenaキャリパーキットは既に販売していますのでご覧ください。
純正交換 2ピースローター! 86 ZN6
▲純正交換 2ピースローター 86 ZN6
TOYOTA 86 ZN6用に、純正交換2ピースローター フロント用を設定しています。
グレードで、外径が277㎜と293㎜の2種類があります。
純正は1ピースローターですが、2ピースローターにするには、ベルハウジングとローターを固定するためのボルト部分が必要となり、このスペースが86にはほとんどありません。
Biot では、専用のÐナット、ボルト類を新規に製作して対応しました。
すべてがギリギリですが、更に細かく詰め、車両の個体値も考慮して、無加工で装着できるようになっています。
詳しくは、純正交換 2ピースローター 86 ZN6ご覧ください。
ブレーキライン 色々!プリウス 車検対応-1
▲ブレーキライン プリウス
車検対応の続きです。
ブレーキラインは、純正でアームやショックアブソーバーに中間ジョイントで固定されています。
この中間ジョイントには、メーカーによって形状、固定方法等が様々で、Biotにもかなりの種類があります。無いと車検対応として販売することはできません。
TOYOTA プリウス 30系のブレーキラインは、1台分は6本で構成されています。
6本構成のうちのリア、中間の4本は左右の形状、固定方法が対象、同一ではなく、異なった形状で設定されています。
中間の2本は短く曲がりがきついため、単独で設定することができません。
フロントは、最近のTOYOTA車に多く見られる形状ですが、調整機能がないと、車高ダウン、大径ローターへの対応が難しくなります。
詳しくは、ブレーキライン プリウス をご覧ください。ご覧ください。
30アルファード/ヴェルファイア リアbrembo/ブレンボ!-2
▲30アルファード/ヴェルファイア リアbrembo/ブレンボ
30アルファード/ヴェルファイア リアbrembo/ブレンボキャリパーキットの製作についてです。 純正キャリパーのデーター等をとったら、パーキングブレーキの位置の検証を行います。 ローター径は何φが最小値となるか、各部の干渉をみながら、位置の候補を何か所か確認します。 ナックルを取り外し、三次元測定機で各部の細かな位置を計測し、パーキングブレーキ用のステーを設計します。
パーキングブレーキの作動を確実に行えるよう、新規にマウントシャフトを製作して固定しています。 この作業と同時に、ローターサイズの深さになる数値も決定します。 その後に設計するベルハウジング、キャリパーサポート等の寸法が決まります。
30アルファード/ヴェルファイア リアbrembo/ブレンボ!-1
▲30アルファード/ヴェルファイア リアbrembo/ブレンボ
30アルファード/ヴェルファイア リアbrembo/ブレンボキャリパーキットの製作についてです。
純正で、片押しタイプの電動パーキングブレーキが採用されている30系は、純正キャリパーを他の物に変えることができません。
また、違うパーキングブレーキの方式に変えると車検が通りません。
そこで、純正キャリパーを、パーキングブレーキ用として使用して、純正キャリパーの位置にbrembo4Potキャリパーを装着できるようにしたキャリパーキットを設定しています。
設定までの作業について数回にわたり、ご紹介します。
初めに純正を分解し、各種の寸法、作動量など細かく計測及び作動確認を行います。
純正をより多く理解することが、いい製品を作ることだと考えています。
30系のアルファード/ヴェルファイアのリアは、TOYOTAでの新しいブレーキシステムですので、前例や詳しい取扱説明書がありません。
まして、ディーラーで行わない作業へのトラブル対処などやってもらえるところもありません。
そのような中で、少ない情報を元に、純正を理解するために、分解して理解をすることが重要です。 ご購入いただく販売店やお客さんに、うちで行う開発作業と同じことをやらなくていいよう、取扱説明書を詳しく作成します。
そんな感じで始まる商品開発です。最初の純正の分解はキャリパー本体です。
バラバラにして、キャリパーの許容を調べます。純正パッドも新品を取り寄せして、トヨタの設定値も検証します。